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研究・実践ブログ

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更新日:2024年11月30日




 現在、質的研究から導いた日本版のMI尺度についてMoral Injury の研究者からご意見をいただいているところです。そこでのディスカッションを通じて、研究者によってMIの定義がかなり異なることに気づきました。私たちの研究では、MIという概念を初めて提唱したShay (2014)の定義を下敷きにしています。Moral Distressという概念もあって、この概念には「裏切り」という要素は入っていないのですが、Shayの定義には権威のあるものからの裏切りという要素が入っています。海外文献を質的に統合した時にも裏切りという要素は出てきました。日本ではまだMIの概念が普及していないことから、今後議論の焦点になる可能性があると考えています。




更新日:2024年11月28日


キジトラの猫が思案中。

  去る10月26日に日精看専門学会でMoral Injuryに関する講演をしました。一番うれしかったのは当事者の方からの好意的な反響があったことです。精神医療に携わっているとMoral Injuryを感じる状況は日常的に経験します。勿論、COVID-19大規模災害においては、元々資源の不足が顕著な精神科病院で働く看護職者は患者に満足なケアが提供できないことに罪悪感を感じ苦しんだであろうことは臨床にいなくても容易に推察できます。日本版Moral Injury尺度の開発のために行った質的研究においても、精神科病院の看護師は多くのMoral Injuryに苦しんだことが明らかになっています。この事実についての公表はこれからですが、COVID-19に罹患しても一般病院への転院を拒否され、みすみす助かる命が無念にも失われたことは最も大きなMoral Injuryだったと思います。同じような状況は在宅でも急性期以外の医療機関でもあったとのことです。


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