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 梅雨に入りましたが、皆様お元気でしょうか?

 7月号の「精神看護」(医学書院)という雑誌にMIについての論考が掲載される予定です。今回は精神科の日常臨床で起こり得るMIについて紹介しました。今回の経験を通して、私自身のMIへの理解が進んだと思います。声をかけていただいた医学書院に御礼申し上げます。

 紙幅の関係でMIへの対応についてはほんの入り口しか示せていませんが、ニーズがあれば別の機会の書きたいと考えています。興味がある方は是非、精神看護の7月号をご覧ください。ご意見もお待ちしています。

更新日:3月23日



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2月28日の18時から90分、BGMグループの研修で講演をさせていただきました。皆さん最後まで熱心にご参加いただき、とてもありがたく思いました。今回の講演では、今までの講演内容にMkral Injuryの慢性化の話やMoral Distressという類似概念との共通点と相違点を追加しました。また、文献研究と質的研究から導き出した結果についても具体的に紹介し、より、看護職者に起こりやすいMoral Injuryのイメージがつきやすいようにしました。

 研修後のアンケートでは、CCVID-19大規模災害下でMoral Injuryを感じたことがあるか?、それはどのような状況であったか?Moral Injuryの慢性化を防ぐためのピアサポートグループに関心があるかを問いました。Mkral Injuryを経験した方は全体の71%でした。またピアサポートグループへの関心は94%の人があると回答しました。尺度開発を経て、今後のサポートを考える時の参考になると思います。


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 質的研究班が作成したMISS-HPの日本語訳に日本文化に特有のアイテムを追加した日本版MISS-HP(案)と質的研究から導き出したMIに関連する尺度(案)を量的研究班のメンバーも含めた全体ミーティングで検討しました。MISS-HPがMIの症状を測定する尺度であるため、MIに繋がる状況についての尺度が作成できたことは一定の意義があると考えています。ただ私たちが作成した独自の尺度を残せるかどうかはパイロットスタディの結果次第です。このミーティングではその他に主要尺度の併存妥当性を測定する尺度を何にするかについても再検討しました。計画当初の尺度をすべて使用すると100項目を超えてしまうことから、半分程度の項目で調査ができることが理想です。海外でのMISS-HPの翻訳版の作成では50項目前後の質問でした。翻訳版は現在のところ、中国語版、ドイツ語版、スペイン語版、ヒンディー語版、ペルシャ語版が開発されています。最もサンプル数が多い状況で開発されたのは中国語版でした。

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